ひろママ


 皆様から、ひろ君と呼ばれ可愛がって頂いてる、この子も三月で四歳になります。
今悪戯盛りで、毎日忙しくしてます。

 赤ちゃんの時は、余り手が掛からず、ベビーカーが好きで、大人しく乗っていましたし、又、スーパーに行ってカートに乗せておけば、お気に入りのタオルを持ち、ジーッとしていました。
 私が側を離れても全然泣きもせず、周囲の人達も「手の掛からない子ね」と誉めてくれる事が嬉しかったです。
 後転んでも殆ど泣かない。これも又、周りの人から「僕強いねぇ〜。」なんて言われて、鼻が高かった事を覚えています。
 今にして思えば、これが、ひろの障害だったと感じます。
 
 歩き初めて、少し経つと多動傾向が出てきました。
何処に行っても走り回っている状態で、ひろを追い掛け回す、私達の方が、クタクタになり、本人はケロッとしてました。
 言葉の方も殆ど出てなく「男の子は、遅いのよ。」との言葉にすがる気持ちで一杯で、他の子より少し遅いのだと自分に言い聞かせていました。
 
 幼稚園入園の時期になり、ひろも近くの幼稚園と考えまして、一応入園の出来る段階までいったのですが、ひろの今の状態では無理との事。「他の園で療育受けてから、入園して下さい」と言われ、ショックでした。この事がきっかけで、子供病院で診てもらう事になりました。
 しかし、予約して、半年待ち。長かったような気がします。
 やっと、半年経ち、ひろの診断がくだると思うと、行きの自動車の中で、ドキドキ、ため息ばかり。
 病院に着き、受付、色々な事を問診表に記入し、別々に二人の先生の問診を受けまして、診断は「自閉症」でした。
 何となく、覚悟してた事ですが、帰りの自動車の中では、涙が止まりませんでした。
 
 それから、ひろの為には、どんな事をしてあげるのが、一番良いのか、考え悩みました。当然幼稚園の問題も出てくる訳で、前から通っている、幼児教室をやっている幼稚園の方で、ひろを受け入れて頂ける事になり、感謝の気持ちで一杯です。
 それから、ここで忘れてはいけないのが、言葉教室の事です。
保健センターの月一度ある教室に親子で行ってまして、センターの先生から、言葉教室の先生を紹介して頂いて、週に一度親子で通うようになり、ひろは勿論の事、私までしっかり、ストレス解消してます。
 親子共々、救われています。
 
 言葉教室の先生から、さといもの会を紹介して頂いて、狭かった世界が広がりました。会の方々には、何時も励ませれ、元気付けられて、勇気が出てきます。それに、色々な事を勉強させて頂いて、参考にさせて頂いています。
 
 4月からは、普通園に通う事になります。当然大変な事も出てくると思いますが、親子で、頑張って行きたいと思います。
 
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