レッドちゃんママ


「分かってる!!」の一言で反発しまくる愛娘レッドちゃん。
只今中学2年生。
同級生よりも多少遅目の反抗期をようやく迎えたレッドちゃんですが、
吃音に気づいたのは2歳の誕生日を少し過ぎた頃だったと思います。

本来なら、可愛い盛りのはずの娘の成長を、その頃の私ときたら、
どうすれば教科書通りに育ってくれるのかと悩んでばかりの毎日でした。
なぜならレッドちゃんは、飲まない、食べない、眠らない、の3拍子が揃った
とっても手のかかる赤ちゃんだったからなのです。
初めての我が子の成長に一喜一憂しながらも、
とまどいや不安はいつでも付きまとっていました。

私の主人は、根っからの仕事一筋の会社人間で、子育ては100%私の役割で
親戚や近所とのお付き合いや庭の手入れなどにも手を出さず
家ではひたすらくつろぐのみ・・・で
レッドちゃんのお風呂やミルク、おむつかえなども
1回位手伝ってもらえたかどうかの頻度。
ちょうど私の実家の両親とのトラブル等とも重なっていた、
そんな時のレッドちゃんの吃音・・・でした。

最初は「お、お、おかーしゃん。」程度だったり、文の最初だけつかえていたものが、
日が経つうちに文節ごとにつかえるようになってきて、
私自身がレッドちゃんの言葉を気にしないようにと思えば思う程
なぜかストレスが溜まってきてしまうのでした。

本来レッドちゃんは歌や踊りが大好きで、明るくおしゃべりが出来ていただけに
吃音だけが気になってしまったのかもしれません・・・。

どういう訳か、レッドちゃんの従姉達2人が同じ吃音で
K幼稚園からの紹介でH小学校内にある「言葉の教室」に通級していました。
通級するに当たり注意事項をきいてみると
吃音を注意したり聞き返したりしない事、良く遊ばせる事、
子供の話を最後まで良く聞いてあげる事の3点を教えてもらいました。
教室の中では子供をそのまま受け入れ、子供の目線に合わせて遊ばせる、
ただそれだけでしたが、
従姉達は3年〜6年間ですっかり吃音が治ってしまいました。

レッドちゃんは同じ教室に小学校1年生から通級し始めましたが、
レッドちゃんの場合は、身体を張って遊びに付き合って下さる先生方に対して
心を開くまでに2年かかり、
自分の意見を先生に伝えられるようになるまでに更に2〜3年かかりましたが、
小学5年生の頃には、レッドちゃん自身が吃音である自分自身を
受け止められるようになっていて、
ある種「自分のくせ」的な感覚で向き合えるようになり、
もしも友達に何か言われたとしても、
涙を流しながらでも言い返せるように成長していました。

お友達との付き合い方も上手になって、
低中学年の間は自分と関わってくれる友達だったら
相手を選ばなかったレッドちゃんだったけれど、
5年生くらいだった頃から固定的な友達が5〜6人出来てきました。

中学生になった現在では吹奏楽部に入って頑張っていますが、
成績は低迷中、宿題は出さない、忘れ物は毎日等々・・・と
また違った悩みはつきないのですが、
毎日嫌がらずに登校している事を良しとしている今日この頃です。



レッドちゃんが言葉の教室に通っていたころの文集より
レッドちゃんママの書いた部分を紹介します。
       平成7年度(1年生)
       平成8年度(2年生)
       平成9年度(3年生)
       平成10年度(4年生)
       平成11年度(5年生)
       平成12年度(6年生)
       言葉のささやき(平成12年度の文集に寄せたレッドちゃんの作文)



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